脱サラシリーズ (28) 「アメリカの恐怖のエレベーター」

今日はちょっと「アメリカと日本の違いって何だろう?」について話したいと思います。

というか、カリフォルニアはアメリカと言えるのだろうか?どちらかというと、多国籍の人が住む場所、という感じがします。

カリフォルニアで英語を話す人は、57%だけです。

白人は40%しかいません。

アメリカの内陸部とは全く違います。

家の近くにアメリカで一番受験の申請が多いUCLAという大学がありましたが、生徒の人種は、アジア人が一番多く38%、白人が34%、ヒスパニックが15%です。

多分これは日本人のイメージと違うんじゃないですかね?

カリフォルニアにはいろんな人種がいるから、その人種でグループを作る傾向があります。

アメリカ生まれで英語がネイティブでも、です。

もちろん全員ではなく、そういう傾向があるということです。

差別があるのかないのか?といえば、あると思いますが、差別をする人もいればしない人もいます。

自分とは人種が違って文化や考え方が違うので、差別ではないのに扱い方が分からずに避けてしまう、ということもあります。

私がロサンゼルスで最初に驚いたのは、「外で知らない人が話しかけてくる」です。

日本では、というか、関東では特に、あまり知らない人が話しかけてこないですよね。

大阪とかだと、関東と違ってもっと人が話しかけてくる、という話は聞きますが、そうですかね?

私は「笑顔で逃げる」という必殺技を使っていたんですが、これがエレベーターの中だと逃げることも隠れることもできません。

「今日は天気がいいね!」とか、「そのバッグかわいいね!」とか言われても、日本でそんな風に知らない人に話変えられる経験値が少なすぎて、どう返したらいいかわからなかったんです。

最初の頃は英語も問題でしたけど、英語だけの問題ではないんです。

「バッグがかわいい」と言われても、日本人だから「このバッグ安かったんですよ!」と言いたいけれど、その答えは不正解で、「私もこのバッグお気に入りなの!」が正解だったり、

「おたくのお子さん、頭がいいですね。」と言われても「家では馬鹿なんですよ」と言いたいけれど、どうやらアメリカの人は、「ありがとう。本当にこの子は賢くて」と答えるのが正解だったりする。

エレベーターに男性が複数でいるときに、私がエレベーターに行ってしまって、全員のジェントルマンがエレベーターのドアを抑えながら、「プリーズ」と私を先に載せようとする。

やめてくれえ!私は九州男児の頑固な父に育てられたし、レディファーストには慣れてないんだよう!

私はアメリカに引っ越した当初、エレベーターに乗るのが恐怖となってしまいました。

流石に20年近くアメリカに住んだのでそういうことには慣れましたが。

アメリカ人でも「他の人種の文化に興味がある人」と「全く興味がない人」がいると思います。

「他の人種の文化に興味がある人」はいろんな文化を受け入れようとします。

「日本の文化の方が自分にあっている」と思っているアメリカ人もいると思います。

私は日本語の先生もしていまして、

「日本で受け入れてもらえなくて悲しい思いをした」と、私の生徒から聞くことがあります。

彼らはこう言います。

「日本語で日本人に話しかけているのに、なぜか英語で返してくる」

「三越の満員のエレベーターで「今日はいい天気ですね」と言ったのに、誰も返事をしてくれない。」

「外で知らない日本人に、「こんにちは」って言ったら、変な顔をして逃げていった。」

日本にくる外国人は、日本の文化を受け入れようとするタイプの方です。

外国人が日本語で話しかけてきたら、日本語で話してあげてください。

エレベーターで「今日はいい天気ですね」と言ったら、「笑っていいとも!」の観客のようでいいので、「そうですね!」と言ってあげてください。

「こんにちは!」って言われたら、「こんにちは!」って言ってあげてください。

文化の違いって英語よりも結構難しいんですよね。

続きを見たい人は、「イイね」ボタン押してね!

「イイね」ボタンは、花子のユーチューブチャンネルコミュニティ欄から!

(ゴールを目指して、100人いいねが続く限り、多分続く)