(23) 25日のクリスマスケーキ

バンクーバーは本当に空気が綺麗で、車で2時間くらいでスキーにも行けるし、とてもいいところでした。

学校のフィールドトリップで、いろんなところに行きました。

シアトルまでも車で2時間なので、何回も行きました。

シアトルは、スターバックスが開業した場所なのでそれこそ100メートルお気にスターバックスがある感じでした。

バンクーバーは綺麗なのだけれど、7月と8月以外は毎日雨が降っていた記憶があります。

でもクリスマスには、豪邸に住んでいたので周りの家はみんなクリスマスのライトアップをして、とても綺麗でした。

家は豪邸、毎日仕事、色恋沙汰は全くない。

ところで、私の父はアメリカの軍需会社で働いていたのですが、元航空自衛隊の幹部で、多分普通の父より変わっていると思います。

春の褒賞で天皇から受賞されたこともあり、大きな賞状があります。

当時、1000億円ぐらいの人工衛星やら戦闘機などを自衛隊などに売っていました。

自衛隊の幹部だったので、売りやすいので55歳で定年してからそのアメリカの会社で働き始めたんですが、

アメリカの軍需会社がそのまま防衛庁に戦闘機を売るわけではありませんよね。

間には日本の商社が入ります。

つまり、父は、ちょっと前に話題だったウォーレンバフェットさんが買った日本の5大商社のお客さんだったわけですが、

そして、私は商社の顧客(父)の娘ということになります。

父はアメリカにある日本の商社によく仕事で行っていました。

これを聞いた独身女性は怒らないで欲しいのですが、というか私も離婚しているので、独身女性ということになるので、怒らないでください。

父は、昔からよく「女性は25歳までに結婚しなければ、25日のクリスマスケーキになってしまう」と言っていました。

つまり、25歳をすぎたら結婚できる可能性が減少していくので、そこが勝負だ、ということです。

しかし私は仕事ばかりで男っ気なし。

そこで、父はロサンゼルスにあるその商社で、なんと、結婚相手を探し始めたのです!

オイオイオイ、今は明治時代じゃないんだぞ?なんだ、その考え方は?

商社とのミーティングでこう言ったそうです。

「うちには娘が三人いるんですよ。一番上が25歳でバンクーバーで働いているんだけど、誰か会ってみない?それがダメなら、したにも23歳、20歳、といますよ!」

会議室は一瞬「シーン」としたそうですが、みんな冗談だと思ったようで、爆笑に変わりました。

いや、いや、いや。うちの父、まじでそういうこと言うんですよ。冗談じゃないんですよ?

そして、その中で父が目をつけた日系アメリカ人に声をかけて、「彼女いる?」と聞いたそうです。

そして私の写真を勝手に見せて、「バンクーバーに会いに行かないか?」と言いました。

その人は、アメリカ生まれ、アメリカ育ちの日系人、キムタクにそっくりでした。

そりゃ、仕事疲れてて、英語喋るキムタクがきたら、「うむ。悪い話ではない。」と思いますよね?

と言うわけで、私はバンクーバーの辛い仕事を1年で終えて、ロスに住むことになりました。

次の舞台はロサンゼルスとなります。

ここの音楽はこれ

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